ぶらり訪問記 No.003

訪問先:福岡大学和太鼓部
「鼓舞猿」~kobuzaru~ 

2005年に数名のメンバーにて発足した「鼓舞猿」。

2012年に福岡大学公認和太鼓愛好会へ昇格し2016年には同好会へと昇格。
そしてさらに2018年7月に部活動へと昇格を果たし、福岡大学正式公認和太鼓部として今年で16年目を迎える。
地域社会への貢献をモットーとし地域の老人ホームの慰問やお祭りへの積極的参加、その他イベント、学内行事、海外遠征及び国際交流など数多くをこなしつつ、さらに自主コンサート等を定期的に行うバイタリティーあふれる大学の和太鼓集団である。

現在第15代団長の長(ちょう)氏を筆頭に総勢60名で活動中。

木谷の独り言

福岡大学キャンパス内の素晴らしい環境の中まずはみんなで楽器運びから。
広々とした練習場、そしてホールでの練習、音の問題なんのその、なんとも、うらやましい限りである。

練習日は通常が週に2回、1回が2時間とのこと。春休みにおいてはイベントも近いせいか週4回の猛練習、時間も一日たっぷりの太鼓漬け。

通常時期の練習内容は基礎打ち40分。残り80分が先輩たちからの受け継がれてきた動作、振り付けを交えた基本のリズムパターンの練習及び曲の練習などを行うとのこと。

さっそく練習開始、まずは円陣を組んで挨拶から始まり、円陣の中心に締太鼓が座奏し高らかに地打ちを打ち鳴らし始めた。
それに合わせて長胴太鼓の基本打ちが始まった。
指揮者である地打ちの動作を見ながらまた音を聴きながらの合理的な練習体型である。
屈指の大学和太鼓チームであっても基本をおろそかにせず基礎打ちを大事にする姿勢は先輩たちが築き上げてきた伝統を脈々と受け継いできた証であろう。
また基礎打ちに合わせて全員が大きな声で掛け声を発しながら打ちそして気持ちを一つにする、これぞ統率されたチームワークの源である。

「鼓舞猿」と言えば何といっても学生たちの元気みなぎる圧倒的なパワーと統一美。

和太鼓の演奏でユニゾン(unison)と表現すべきなのかテュッティ(tutti総演)と表現すべきかの論議はさておき一糸乱れぬリズムと動きにまさに圧倒される大迫力の演奏ではなかろうか。

毎年メンバーのうちの95%程が大学に入ってから和太鼓を始めるという初心者ばかりとのことでまた楽譜が読めるのもほんの僅かだとか。

演奏する曲においてはすべてを和太鼓の世界ではあたりまえの口唱歌で覚えていくとのこと。

在籍中に覚えなければならない曲は全員での演奏する12曲程度、デモンストレーション曲や少人数での演奏曲が8曲前後、全部で20曲ほどを覚えなければならないとのことである。

先輩たちから申し送られた動画を見ながらリズムを覚え動作を身に着けそして振り付けまでを覚えていくこの根気と大変さ、並大抵のことではない。この努力こそが鼓舞猿の各団員の精神を鍛え人間としての心構え、礼儀正しさ、強さ、優しさ、そして美しさまでを創り上げていく根源であると確信した。

今後ますますの活躍と地域社会への貢献を期待したい。

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