ぶらり訪問記 No.011
訪問先:
民舞和太鼓の会 風楽舞
民舞和太鼓の会 風楽舞(ふうらいぼう)
「民舞ってなに?」とよく聞かれるが説明がとても難しくいつも困ってしまう。
日本の舞踊とは大きく「舞」と「踊り」に分けられ「舞」には、舞楽、能、神楽などがあり、「踊り」としては歌舞伎、盆踊り、念仏踊り、民謡などがあげられると思うが民舞と呼ばれるものは、日本の各地に古くから伝えられてきた、地方の踊りと解釈してもよいのではなかろうか。
民舞は働く民衆の手によって作られ生活の喜びや、自然や神々に向けての畏敬の念などを唄や踊りに込めて伝えてきたもので多くは地方の祭りなどで踊られてきたものと思われる。
木谷の独り言
論議はさておいて、さっそく練習風景を見せてもらったが「見て、聞いて、とにかく楽しい」この言葉に尽きる。
やってるほうはきっともっと楽しいに違いない、つくづくそう感じた。
「踊る阿呆に、観る阿呆、同じ阿保なら踊らな損々」を思い出した。
メンバーの演奏構成は大きく踊りと笛方と太鼓方の3つに分かれている。
踊りはまるでコサックダンスのような飛んだり跳ねたりの激しい動きから、バレエのように指先から足先まで細かい繊細な表現の動作までとても幅広い動きが混在している。
我々高齢者はとてもついていけそうもないハードすぎる踊りである。
太鼓方にしても結構難しいリズムを叩いているし、笛方にしても音に張りがありかなりいい音を醸し出している。
踊りと笛と太鼓の三つのアンサンブルがとても素晴らしいハーモニーを奏で、またバランスがよく取れたチームである。
しかし何といっても最高なのは演者の常に絶やさない笑顔であり、そしてあふれでる笑いであり、疲れなんか吹っ飛ばしてしまうような雰囲気を漂わせるメンバーの人柄であろう。
民舞とは踊りや音楽の表現だけではなく見るものすべての人の心を穏やかで幸せにしてくれて、人と人のつながりを結び付けてくれるものではないかとつくづく感じて練習会場を後にした。
時間も夜の11時を過ぎていた・・・。
創立:1991年
拠点:福岡市博多区パピオビールーム
分類:民舞系和太鼓チーム
団員数:現在11名
代表:竹房 仁志
ぶらり訪問記で紹介したチームについてのお問い合わせは
西日本楽器 和太鼓事業部の担当小林(090-3603-5647)まで