ぶらり訪問記 No.008

訪問先:和白東子供太鼓

1996年に結成され今年で28年目を迎える歴史ある和太鼓チームである。

和白校区の夏祭りの時に「太鼓があったらいいね」「この地区の子供たちに代々伝えていける伝統芸能があったらいいね」との声が持ち上がり、即自治会の協力により和白東子供和太鼓チームが創設された。

このチームは小学生以下のメンバーで構成されているが中学生以上で大人の方を中心とした和太鼓チームが別にもある。
その名も「元気鼓」(げんきっこ)、現在中学生から70歳代までの幅広いメンバーの方々がこの同じ公民館で練習に励んでおられるとのこと。

この子供和太鼓も28年の長きにわたりたくさんの若者が巣立っていき現在も社会人として立派に活躍中とのこと、なんとも頼もしい限りである。現在の団員数は10名。
(団員募集中!)

指導者の須川氏、村上氏、および金光ご夫妻の4名による指導体制の下、更にご父兄方のご協力を得て万全の指導体制で臨んでいる。

練習日は月2回土曜日の午前中に行われている

練習会場であるこの公民館は住宅街の真ん中に位置しており周りには住宅がたくさん密集している場所なのですぐ音の問題が心配になりお尋ねしてみると今までに苦情がはいったことはないとのこと。

この和太鼓チームがいかにこの地域の人々から支えられまた地域の人々の協力のもとで成り立っているかがはっきりとうかがえる。

木谷の独り言

先ずは練習開始の挨拶から始まり、練習内容も子供らにとっては面白くない基礎打ちを中心とした基本練習を取り入れまた基本の重要さを理解させつつ常に笑顔を絶やさず楽しさに満ちあふれた練習風景であった。

メンバーも幼稚園児から小学校6年生までとかなり年齢差が大きいためチームをまとめていく難しさが感じられるが指導者やご父兄の方々の巧みな指導法でとにかくみんなが笑顔を絶やさず楽しい練習時間をこなしていた。

このチームは音楽や合奏の意義を深く追求するのが目的ではなく和太鼓という伝統芸能を通して「子供たちの人間育成」や「人としての心の豊かさの形成」に重きを置いた姿勢が特に強く感じられた。

幼稚園児から小学生までの幅広いチーム構成の為、年齢層やレベル差などが常に課題になると思われるが今までに先輩が後輩に伝えながら一緒になって共に築いてきた伝統できっと乗り越えて行ってくれるものと思われる。

とにかく見ていても楽しいみんなの笑顔、この雰囲気。これからもずっとずっと持ち続けていってほしいと心より願う。

ぶらり訪問記で紹介したチームについてのお問い合わせは
西日本楽器 和太鼓事業部の担当小林(090-3603-5647)まで



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