ぶらり訪問記 No.021
訪問先:
華太鼓(はなだいこ)
今回は粕屋町を拠点として活動中の華太鼓を訪問した。
粕屋町と言えば博多駅から20分圏内の福岡のベッドタウン地域でありJR篠栗線とJR香椎線、そして福岡都市高速や九州自動車道が走る交通利便性の高い風光明媚な街である。
粕屋町を拠点に活動する「華太鼓」の練習会場は音楽ホールや多目的ホールなどの設備が充実した「サンレイクかすや」と言う公的施設の中の音楽室で毎週木曜日に10時から12時までの2時間行われている。
すぐ隣には粕屋町のシンボルとして有名な駕与丁公園があり四季折々の自然に親しむことができる安らぎと潤いの空間として、週末ともなると町内外から多くの人が訪れている。環境においても設備においても申し分のない最高のシチュエーションである。
このチームは2001年に結成され今年で24年目を迎え和太鼓チームとしては非常に長い歴史のあるチームである。
リーダー、長美智子氏を筆頭に様々な活動を行い、また地域社会に密着し多くの貢献を残してきた和太鼓チームである。
現在メンバーは7名、一番若い方で63歳、最年長者は77歳という、しかも女性たちだけで構成されているとてもユニークでまた艶やかな和太鼓チームである。
チームの名前は「歳よりもずっと若く、もっともっと艶やかに、そして華やかに」を願って付けられたとのこと。今でも十分華やかなので結成当時はきっと今よりもっと華やかだったに違いない?!
それとは、また対照的に指導者はなんと若者が4名も、しかもみんな20代のイケメンである。
そのイケメン指導者の4名は福大和太鼓部「鼓舞猿」の元メンバーであり現在は4年生なので部活の活動は行っていないため空いている時間を利用してこのチームの指導を行っている。
まるでおばあちゃんに孫が指導しているような風景であるが、意外や意外、不思議とこのアンバランスさがすべてにしっくりといっている。
ウーマンパワーに圧倒されつつもしっかりと指導を行っている若者、お互いにパワーをもらいながら笑いの絶えない、なんとも不思議でユニークな光景である。
~木谷の独り言~
早速、練習場に入り内容を見学させてもらったが太鼓のセッティングが終わるとすぐにラジオ体操が始まった。
まずは体をほぐしてから。 ~納得である。~そうそう、とても良いことである。
ラジオ体操が終わるとすぐに基本打ちが始まった。全体の練習時間の1/4に当たる30分間をしっかりと基本打ちに使っている。二分音符、四分音符、16分音符、さらにアクセント移動までみっちりと行っている。
このチームのみなぎるパワーと圧倒されるような力強い打音はこの基本打ちによって築かれたものに違いない。
もう一つこのチームのよさは笑顔と元気である。打つ者が楽しくないと聴く者も楽しくない。常に笑顔と笑いを絶やさない、このチームのモットーだそうだ。
練習の最後に10月13日~14日に行われる第20回太鼓ピクニックで演奏する曲を聴かせてくれた。
笑顔と元気みなぎるウーマンパワー、素晴らしい演奏だった。
メンバーの皆さんがいつまでも絶やさず持ち続けていってほしい「笑顔と笑い」、そして皆さんのご健康を心より願いつつ「華太鼓」のますますのご発展を心より祈りたい。
~より若く、より強く、より美しく~そしてより華やかに~
フレ~フレ~ は な だ い こ !!!
<チームデータ> 創立:2001年 拠点:糟屋郡粕屋町 分類:創作和太鼓チーム 団員数:現在7名 指導者:上野智也・永田安彦・峰健太・井口智喜