【開催レポート】その一打で空気を変える!「井浦章雄の大太鼓 楽曲お持ち帰りセミナー」が大喝采のうちに終了しました!
2026年6月21日(日)、西日本楽器飯塚店・和太鼓スタジオにて、和太鼓「奏真」主宰の井浦章雄氏を講師に迎えた「大太鼓ソロ演奏 習得セミナー」が開催されました。

今回は、多忙な各チームのリーダーや次世代の担い手たちのスケジュールに合わせ、1日5時間の集中講義でオリジナル楽曲をマスターして持ち帰れる「1日完結型」の特別カリキュラムとして実施いたしました。
このセミナーに集まったのは、リーダーはもちろんのこと、チームの未来を担う期待の星や、技術の壁を突破したい中堅層、そしてチームの花形を目指す女性大太鼓奏者候補たちです。
スタジオには新品の3尺大平胴太鼓2台、3尺5寸大桶胴太鼓1台が並び、開始前から圧倒的な熱気に包まれました。
今回のセミナーが見事だったのは、これまでの和太鼓界の常識を覆すアプローチにあります。
一般的な太鼓セミナーの多くは、楽曲を配って「このフレーズはこう叩く」「ここはフォルテ(F)で、ここは弱く、ここは少し遅く」といった、いわゆる“楽曲の叩き方”をトレースする指導が中心です。
しかし、今回のセミナーはまったく違いました。
単なる井浦氏のソロセミナーにとどまらず、西日本楽器だからこそご提供できる「豊富な知識と実践的な技術の融合」があったからです。
圧倒的なパフォーマンス力を誇るプレイヤー・井浦章雄と、西洋音楽の確かなロジックを持つ弊社の木谷慶一が異色のタッグを組み、「楽譜の読み方」「楽曲解釈」また持ち帰ってからのメンバーへの指導法までを網羅した、唯一無二の贅沢な内容となっていました。
📊 午前の部:楽譜は「音楽の設計図」&大太鼓の基本をロジックで学ぶ
多くの和太鼓チームが抱える「楽譜を読むのが苦手」という壁に対し、まず弊社の木谷が一言、本質を突くメッセージを投げかけました。

「楽譜は楽曲をつかさどる大事な『設計図』なのです。楽譜なくして音楽は語れません」
木谷の解説は、西洋の五線譜の枠に留まりません。和太鼓の世界で語り継がれてきた口唱歌(文字楽譜)も立派な楽譜であり、数字譜や図形譜など、世界中の多様な楽譜すべてが「音楽の設計図」であることを受講生に紐解きました。
その上で、今回の課題曲である大太鼓Solo曲『うずめの鼓動』の演奏動画から、木谷が精密に採譜を行った「正式な楽譜起こし」を提示。
さらに、それを基本リズムに分けた「分解楽譜」や、その「組み合わせ楽譜」を豊富に用意することで、受講生たちに「和太鼓のリズムってこんなに簡単なんだ!」という驚きと確信を提供したのです。
この完璧な音楽的アプローチによる解説を受けて、バトンは講師の井浦章雄氏へ。
井浦氏は理学療法の視点を取り入れた、極めて効率的な身体の使い方と基本フォームをレクチャー。
太鼓のポテンシャルを最大限に引き出す「グリップ(握り)の極意」や、遠くまで届く圧倒的な「音圧」を生み出す打法など、パワーとスピードを両立させるプロの技術を惜しみなく伝授し、受講者を魅了しました。
「打つ」から「響かせる」への意識改革が、この時点で受講者全員の身体に染み渡っていくのが私たちにもはっきりと分かりました。


🥁 午後の部:課題曲『うずめの鼓動』実技と徹底実践指導
午後からは、午前中に頭と身体でロジカルに理解した設計図をベースに、課題曲『うずめの鼓動』の実技へ突入。
ただ力任せに叩くのではなく、木谷と井浦氏が提唱する「強弱(ダイナミクス)と間の取り方」を意識しながら、響きを操る身体の使い方を徹底的に実践指導しました。
1日完結のタイトなスケジュールでありながら、ステップを踏んだ分解指導により、夕方には受講者全員がこの素晴らしいソロ楽曲を見事に理解していました。
あとは持ち帰って各チームで奏者自身の感情移入をしながら磨きをかけ練習を積み重ねてレパートリーに加えて頂ければと願うばかりです。
この日提供されたオリジナル楽曲は、今後各チームのレパートリーとして、オープニング演奏や舞台転換時、また入場シーンなどで自由にご活用されていくことを期待しています。
最後は参加された皆さん全員から大喝采が沸き起こり、最高の盛り上がりの中でセミナーは幕を閉じました。
西日本楽器が誇る知識と、トッププレイヤーの技術が見事に共鳴した、忘れられない1日となりました。

🔔 次回以降のセミナーもお楽しみに!
西日本楽器和太鼓事業部では、皆様が「自己流の打ち込みから脱却し、一皮剥ける」ための、全く新しい視点を持った専門的・ロジカルな指導セミナーを今後も企画してまいります。
ご自身の演奏に、そしてチームの指導に革命を起こしたい皆様、ぜひ次回のセミナー情報をお見逃しなく!皆様のご参加を心よりお待ちしております。
レポート:こばやし&園原
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