「和太鼓もも」の結成30周年の記念コンサートに行ってまいりました!

2024年11月10日(日)に北九州市戸畑区のウエル戸畑大ホールにて開催された「和太鼓もも」の結成30周年の記念コンサートにご招待を受け行ってまいりました。

コンサート会場は、JR戸畑駅の目の前にあり、回り舞台、大・小迫り、可動音響反射板、ベーゼンドルファーGPなどを備えた、席数800席という立派な大ホールでした。

観客もほぼ満席と言っていいほどの埋まり具合で大盛況の演奏会でした。

「和太鼓もも」は弊社ホームページのコーナーの「ぶらり訪問記」でお伺いしたり電子和太鼓セミナー篠笛セミナーなどでお越しいただいたり、お互いに交流を図っている和太鼓チームであり、北九州を拠点にもう30年という長きにわたり活動されておられ女性だけのとてもユニークな和太鼓チームです。

このチームは北九州市の公立保育所に勤務する保育士が自主的に集まって1994年にチームを結成、今年で創立30周年を迎える、個人的和太鼓チームとしては非常に長い歴史のあるチームであり、職種は同じ保育士であっても各地区の別々の職場から集まって練習に励み、30年もの長きにわたり、よくぞ続けてこれたものと本当に感服いたしました。

今回の記念演奏会は1部と2部に分けて構成されており合計11曲を演奏されました。

和太鼓のチームを大きく分けると民舞系の和太鼓チームと創作系の和太鼓チームがありますがこのチームは民舞系の要素と創作系の要素を兼ね備え、更に独自のチームカラーを打ち出している非常に珍しい異色のチームです。

楽曲の選曲においては創作楽曲も取り入れ、また各地で昔から演奏されている民舞系の曲の演奏においても、原曲の大事な部分はできるだけ崩さず、おおもとのテーマを大切に残しながら現代風にアレンジした温故知新の考え方をアレンジ技法に取り入れた独特の演奏形態で演奏を行っています。

選曲の中には得意中の得意である和太鼓オペレッタというべきか「ももたろう」の音楽物語も組み込まれていました。メンバーは総勢11名での演奏でしたが、和太鼓演奏の魅力は人数の総数ばかりではありません。一番大切なことは各パートごとの音量バランスです。これはどんな音楽にも共通することです。

今回の演奏は、長胴太鼓が、締太鼓が、桶太鼓が、そして篠笛が、奏者一人一人が観客のみんなに語り掛けてくれている、会場のみんなと会話をしているそういった見事なバランスの取れた演奏でした。

このチームは聞かせどころと見せ所を知っている。今日の演奏は誰に聞かせようとしているのか、何を伝えようとしているのかが我々観客全員の心に伝わってきた。

このチームのモットーは「子供たちの人間育成」や「人としての心の豊かさ」を主眼に置き、見てくださる方みんなが喜んでくれる演奏をしたい。
見てくれる方みんなを楽しませてあげたい。みんなが楽しんでくれればきっと私たちも楽しいに違いないという思いを抱きつつどうしたらみんなを楽しませることができるかを日々試行錯誤しながら練習に励んでいると「ぶらり訪問記」の取材をした時に話してくれました。

今日の演奏はまさにその通りでした。

楽しかった。素晴らしかった。感動しました。あっという間の2時間でした。

心から拍手を送ります。

そして結成30周年誠におめでとうございます。

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